自分なりの「チープ革命」 ~ ウェブ進化論 より

今日体調不良で会社を休んでしまったので、調子の良いときに少しずつ読み、やっと、第二章のGoogleの半分まで読みました。
読んだ範囲の話では、梅田さんは、今後10年の三大潮流は、
「チープ革命」、「インターネット」、「オープンソース」と説いています。
私の大学時代は、Solarisがまだなく、Sun4と呼ばれる時代にこの世界に入りました。
その時代は、まだ、Windowsは3.0(というよりも知名度があまりなかった)であり、
Linuxはというと産声を上げたぐらいで、今では想像できませんが、軽いOSと言われていました。
私は、SunOSの影響で386BSDに夢中で、Dynabookに386BSDを入れて386BSDが動いた、Xが動いたと言ってはうれしかった時代です。
ちょっと、横道にそれましたが、今日は「チープ革命」について思ったことを書きます。
梅田さんの書かれている「チープ革命」はもっともだと思います。
しかし、日本の「こちら側」で働いている私にとっては、
「チープ革命」とともに「あちら側」に行きたいと思うのはやまやまですが、
旧来の考えしかない経営者の下では、そう簡単ではないと思います。
これは、梅田さんも指摘されていますが。。。
では、私個人で「チープ革命」を起こすにはどうすればよいか?となります。
いくら、PC・ブロードバンドが安価、オープンソースがあるからと言って、
会社勤めの個人がやるには、チープにはなりません。
例えば、自宅にサーバを設置して、運用するのも1つの手段ですが、
運用保守や電気代、データのバックアップなどを考慮すると
かなりの時間、お金がかかると思われます。それに、本業の仕事にも影響しそうです。
それで、仕事をしながら、平行して個人でサービスを提供し「あちら側」の世界に移り住むには、
現状は、安価なホスティングを利用するのが一番だと思っています。
私が提供しているサービスのGungleは、ホスティングサービスのXREAを利用しています。
ドメイン取得料や、ディスク容量、提供サービスのトータルで、私の場合、年間3,500円程度で済みます。
私にとってはすごいコストパフォーマンスです。
個人でサービスを提供する場合に必要となる材料がXREAは一通り揃っています。
# 別にXREAの回し者ではありません。
でも、提供サービスが右肩上がりで人気を得た場合、XREAでの提供は難しくなるでしょうね。
しかし、個人で「あちら側」に移り住む場合は、まず、行動を起こす必要がありますよね。
そういう意味では、XREAのようなホスティングを利用して、サービスを提供すればよいのではないかと個人的に思います。
今日は「チープ革命」という言葉を個人に当てはめた場合について、意見を書いてみました。
また、読み進めて、思ったことがあれば書きたいと思います。

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
梅田 望夫
筑摩書房 (2006/02/07)